審美歯科
審美歯科について
審美歯科とは
歯科治療には「虫歯や歯周病を治す」「よく噛めるようにする」といった機能的な側面と、「白く形の良い歯にする」「歯並びを整える」といった美観の側面があります。この両方を満たす、美しさという観点をプラスした歯科治療が審美歯科治療です。
審美歯科の目的
歯を美しくし、口腔内のバランスを整えることは、口元の美しさを高めるだけでなく、精神面でも良好な効果をもたらします。口元に自信がなくて歯を見せて笑えない・笑う時に口元に手を当ててしまうという人が、自信を持って笑えるようになったり、人と会話ができるようになったりします。
当院の審美歯科
セレックを用いた治療
セレック治療とは、世界最先端のコンピューター技術(CAD/CAM技術)によって、セラミック製の「詰め物・被せ物」を設計・製作し、健康的な白い歯を提供する治療方法です。極めて精巧に型が製作され、歯との接着性が高いため、虫歯の再発を防止でき、予防歯科にも効果的です。
最短1時間で最終セットまで対応可能
セレックを用いることで、最短1回1時間で型取りから最終的にセットするまでを完了させることができます。
また、型取りも従来のものと異なり、カメラでスキャンする光学印象法を用いるため、嘔吐反射が強い方にも最適です。
当院の審美歯科はこんな方におすすめ
歯科医院に忙しくてなかなか通院することができない、嘔吐反射が強くて従来の型取りができない方におすすめです。
補綴物(詰め物・被せ物)について
オールセラミック
素材 | セラミック |
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メリット
- 天然歯に限りなく近い色なので目立たない
- 金属アレルギーの心配がない
- 生体親和性に優れている
- 変色しにくい
- プラークが付着しにくいため、虫歯になりにくい
- プラークが付着しにくいため、口臭の発生を抑えられる
デメリット
- 保険適応外のため治療費が高くなる
- セラミックが割れることがある(これにより歯牙へのダメージは抑えられる)
銀歯
素材 | 金、銀、銅、パラジウムなど |
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メリット
- 保険適応なので比較的安価で治療できる
デメリット
- 内面が5年から7年ほどで錆びてしまい、2次的な虫歯が発生することがある
- メタルタトゥーという金属特有の黒みがかった色素沈着を歯や歯肉に引き起こす
- パラジウムなどが金属アレルギーを引き起こし、掌蹠膿疱症などの重篤な皮膚、粘膜疾患に関与する
- 口腔内で静電気を帯びるのでプラークが停滞しやすい
- 審美性が全くない
金歯
素材 | ゴールド |
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メリット
- 薄く伸びるので適合が良い
- 金歯自体が割れる心配がない
デメリット
- 審美性に劣る
- 近年の金の価格高騰で、費用がかかる
ハイブリッドレジン
素材 | レジンに微粒子のセラミックを混ぜ合わせた材料 |
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メリット
- 保険適用プラスチック(硬質レジン)より色調再現性に優れ、自然な歯を再現できる
- 耐久性の高い金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない(メタルフリー治療)
- セラミックより軟らかいため、噛み合う歯を痛めない
- セラミック(オールセラミッククラウンやセラミックインレーなど)より経済的
デメリット
- 長期間の使用で多少の変色やツヤの消失が見られる(プラスチックが変色するため、セラミックより審美性に劣る)
- セラミックより軟らかく、磨り減りやすい
- セラミックより傷がつきやすいため、表面に汚れ(プラーク)が付着しやすい
チタンクラウン
素材 | チタン |
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メリット
- 生体親和性が高く、アレルギーを起こしにくい
- 強度が強い
デメリット
- 審美性が低い
- 強度が強いため噛み合わさる反対側の歯に負担がかかることがある