成城学園前駅から徒歩1分の歯医者

親知らず

親知らずについて

親知らずについて

親知らずとは

正式には第三大臼歯といいます。なぜ親知らずというのかは諸説あり、生える頃には親の手がかからなくなっているからという説や、昔は平均寿命がとても短く、生える頃には親が亡くなっていたためという説もあります。

親知らずが生える年齢

10代後半から20代前半に生えることが多いですが、40代を過ぎてから歯茎から見えるようになることもあります。

親知らずの痛みの原因

親知らずの一つ前の歯(第二大臼歯)に虫歯や歯周炎を起こしてしまうケースや、半埋伏という状態だと歯茎との間に感染を起こしてしまうケースがあります。いずれにしても第二大臼歯の喪失につながる危険性があります

親知らずが生える際の痛みについて

多くの場合は痛みがなく気づかずに生えてきます。

親知らずと歯並びの関係

国によって関係があるかもしれないという説を支持する学会と、関係がないという説を支持する学会があります。
いずれにせよ、親知らずが横向きで生えてきた場合は注意が必要です。矯正治療をする際には親知らずが邪魔になってしまうケースもありますので、歯科医師との相談が必要です。

親知らずによる症状

  • 腫れ
  • 痛み
  • 頭痛・肩こり
  • 顎関節症

親知らずの抜歯

親知らずの抜歯

親知らずを抜歯する際の医院の選び方

抜歯の経験値が高いことが最低条件だと思います。歯科医師の先生による紹介が一番確実かもしれません。

当院はほとんどのケースで抜歯が可能

ほとんどのケースで対応可能ですが、内科疾患によって医科との連携が必要な場合は大学病院に紹介する場合があります。また抗凝固薬(ワーファリンなど)の服用により止血が難しいケースやビスフォスホネート製剤の服用や、糖尿病の経過によっては骨の治癒が難しい場合も対診します。

生え方と抜歯の難易度

まっすぐに生えている場合

抜歯難易度

多くの場合は低難易度です。根の形や骨の状態によって時間が左右されます。

時間

15〜30分ほど

まっすぐに生えている場合

横向きに生えている場合

抜歯難易度

低難易度〜高難易度とさまざまです。

時間

30〜45分ほど

横向きに生えている場合

埋まっている場合

抜歯難易度

高難易度。骨の深い位置に埋まっていると時間がかかります。

時間

〜1時間

親知らずについて

親知らずの抜歯をおすすめするケース

将来、第二大臼歯に悪影響を及ぼす可能性が高いケースは抜歯をお勧めします。一番大事なことは、上下左右、第二大臼歯までの28本を守っていくことです。それが健康寿命の大切な条件になります。

抜歯をしなくてもよいケース

真っ直ぐ生えていて対合する歯と咬んでいる状態、第二大臼歯との間が掃除しやすい状態の場合は抜かなくてもいいと思います。場合によって移植歯として利用できる場合もあります。

抜歯後の腫れについて

おたふく風邪のように腫れる場合もあります。腫れは3〜5日以内には通常治ります。

抜歯後の注意点

腫れが出ない場合ももちろんありますが、腫れるという前提で計画したほうが対応しやすいと思います。埋まり方や、抜歯後の過ごし方、口腔内の常在菌の種類によっても左右されますので、絶対腫れないとは言えないと考えています。

強く口をゆすぐと血餅(かさぶた)が剥がれてバイ菌が入り、腫れたり治癒不全の原因になります。運動や長風呂も血流の増加により止血しにくくなる可能性があります。

注意が必要な腫れ方

出血が止まらない、呼吸がしづらいなどの症状がある場合はすぐに受診してください。